アウターとインナーを色遊びでオシャレに!メンズコーデをレベルアップ!
メンズコーデの色の組み合わせは案外簡単?
色を3種類に区分してみよう
服の色を考える際に、多くの方が暖色・寒色や、黒や白といった形で区分してしまう方が多いでしょう。ですが、アウターとインナーの色を決める場合、もっと大雑把に分けて考えることが重要です。
その区分が「薄い」「濃い」「どちらでもない」の3種類です。具体的には、絵の具を水で薄めたような色が「薄い」、どんよりとした暗い色は「濃い」、そしてどちらにも属さない色の3つに分類します。
色の組み合わせの基本は「薄い」+「濃い」
上記の通り、色を3種類に区分した上で組み合わせを考えていくことになります。もちろん、アウターとインナーの組み合わせには様々なパターンがありますが、基本は「薄い」+「濃い」の組み合わせです。こうすることでメリハリが生まれてオシャレな印象を与えることが 出来ます。
まったく異なる色を組み合わせる場合はもちろんのこと、同系色の組み合わせの場合も「薄い」+「濃い」を意識することでメリハリがつきます。
色が人に与える印象を考える
続いては、コーデに使う色によって相手に与える印象について簡単にご紹介します。
まず、赤系の色は目立ちますので注目を集めるのに適していると言われています。また、感情を高ぶらせ、情熱的な印象を与えます。
続いて青系の色には誠実さや知的なイメージが持たれています。相手からの信頼を得やすいのでビジネスシーンにもマッチします。一方で、使い方によっては堅苦しさを感じさせてしまい、長時間一緒にいると相手に緊張感やストレスを感じさせてしまうケースもあります。
オレンジや黄色系はビタミンカラーとも呼ばれ、明るく元気な印象を与える色です。また、親しみやすく、親近感を持たれやすいので初対面の人と仲良くなりたいシーンなどにおすすめです。
中間色である緑は目に優しいこともあり、相手に安心感を与える色です。また、ナチュラルなイメージもありますので、相手の警戒や緊張感を解くといった効果もあります。
緑は濃淡や明暗のバリエーションがつけやすいこともあり、様々なスタイルのファッションに取り入れやすい色です。
白色については清潔感があり、さわやかなイメージを与えます。また、女性に好まれやすい色でもあります。協調性やマジメさをアピールするシーンなどにもマッチしますので、ビジネスや面接においても使いやすい色といえるでしょう。
メンズコーデで使われることの多いグレーは無難で、マジメ、誠実といった印象を与える色です。親しみやすさというよりも、信頼感を与えることができますのでビジネスシーンにマッチします。
最後に黒は知的で都会的な印象を与えます。さらに、気品や上品さなども感じさせます。
同じ色でも素材感によって印象は変わる
服の場合、色だけでなく素材にも注意が必要です。少し極端な例ですが、同じ黒でもレザーとスウェットではまったく印象は変わります。
一般的に光沢のある素材は同じ色でも派手な印象を与えますし、逆に艶のない素材は落ち着いたイメージです。
そのため、まったく同じ色のインナーとアウターを組み合わせる場合、生地の素材感を変えることによってメリハリをつけることができます。
アウターとインナーのカラーコーデのコツ
組み合わせのポイントや、色が人に与える印象は理解出来ても、具体的にどのように組み合わせればいいのか分からないという方も多いでしょう。
そこで、ここでは具体的なアウターとインナーのカラーコーデのコツをご紹介します。
ベージュアウターのコツ
相手に柔らかく優しい印象を与えてくれるベージュ系のアウターの場合、変化をつけることが重要です。ベージュが全身の広い面積を占めると、どうしても地味な印象になってしまいます。そこで、明るさの違いで変化をつけます。
ベージュは薄い色に分類されますので、黒やネイビー、カーキといった濃い色を組み合わせることでメリハリをつけることが出来ます。
同系色である白との相性も良いですが、この場合はボトムスに濃い色を取り入れるとメリハリをつけやすくなるでしょう。
逆に遊び心を出したい場合はちょっと派手な赤系カラーの組み合わせもおすすめです。
ネイビーアウターのコツ
ビジネスシーンなどでも多用されるネイビーのアウターを着用する際は、相手に誠実でマジメな印象を与えるため、あまり堅苦しくなりすぎないコーデを意識するようにしましょう。
特に、チェスターコートやテーラードジャケットなどの場合、かなり堅い印象を与えてしまいます。
ネイビーアウターに合う色といえば白を思い浮かべる方が多いでしょう。もちろん、濃い色に対して薄い色ですので相性は抜群です。しかし、ネイビーと白は堅い印象を強く与えてしまう色の組み合わせともいえます。色はそのままでもインナーをパーカーなどカジュアル系にすることで、柔らかく、親しみやすい印象にしてくれます。
トーンの似ている黒や同系色のネイビーのインナーの場合、まとまりすぎて地味になってしまうことがありますので、明るい色のロゴや柄の入ったものがおすすめです。この場合、思い切ってボトムスまで同じ色で揃えると大人っぽいコーデになります。
白系インナーのコツ
オン・オフの両方で使える白系のインナーはシャツにしてもニットにしても清潔感あるマジメな印象を与えることができます。
そんな白系インナーはネイビーや黒など濃い色とのアウターに合わせるのが基本です。薄い色+濃い色の定番の組み合わせになりますのでコーデ全体にメリハリをつけることができます。
カジュアルなスタイルの場合、デニム系ジャケットとの組み合わせも定番です。
逆にベージュなどの薄い色のアウターと合わせる場合、目立つロゴなどのワンポイントの入ったものを選ぶことで全体がボヤけた印象になるのを防げます。
ネイビーインナーのコツ
アウターの定番カラーであるネイビーは、インナーに使う色としても人気です。ネイビーの特徴として、どんな色のアウターにも合わせやすいのが特徴です。
同系色のアウターと組み合わせることで、落ち着いた大人っぽさを演出できますし、逆に明るい色のアウターと組み合わせることでコーデ全体にメリハリを加えることもできます。
ネイビーのシャツの場合、明るい色のネクタイを使うことでしっかりとメリハリをつけるのもいいでしょう。
ただ、ネイビーのインナーは堅い印象を与えることもあるため、オフで身につける場合は遊び心のある小物を加えてみるのもおすすめです。
3色コーデのコツ
ファッションの基本ともいわれる3色コーデですが、具体的にはどうすればいいのかわからないという方も多いようです。もともと、レディースファッショに取り入れられるコーデの方法ですが、最近ではメンズファッションにも使われるようになりました。
3色コーデとは簡単にいってしまえば、「3色以内でまとめてコーデを完成させること」です。いきなり自由に3色を選ぶのが難しいと感じられる方は、モノトーンのベースカラーに対してアクセントカラーを取り入れるという形で組み立ててみましょう。
アクセントカラーには同系色や反対色を選ぶと全体をまとめやすくなります。
とはいえ、3色コーデには明確なルールは存在しません。多くの色を使いすぎるのではなく、2~3色でコーデを完成させることを意識するだけでも、色選びで悩むことは少なくなるでしょう。
まとめ
ファッションは人に与える印象を大きく左右するものです。特に色の組み合わせは重要となります。しかし、一方であまりにも選択肢が多いことから悩みの種になってしまうケースも少なくありません。
そこで、今回ご紹介したポイントを参考にしてみてください。きっと、ワンランク上のオシャレを楽しめるようになるでしょう。