透けない白Tシャツの選び方と種類
ファッションアイテムの中でも定番中の定番といえるのが、白Tシャツです。インナーとしての利用はもちろん、夏は一枚でも大活躍の白Tシャツは、コーディネートに困った時の救世主的アイテムといるでしょう。
とはいえ、白Tシャツは肌が透けたり、場合によっては乳首が透けたりしてしまう場合もあるため、実際にアイテムを選ぶ際には結構気を使うものです。
そのため、「他の人はどうしてるの?」と、多くの方が思われているのではないでしょうか。そこで今回は、透けない白Tシャツの選び方やTシャツの種類について紹介します。
透けない白Tシャツの条件
透けない白Tシャツと言われても、どんなものを選べばよいのか分からない方も多いと思います。そこで、まず透けない白Tシャツの条件について知っておきましょう。
厚手のTシャツ
厚手の白Tシャツには、インナーが透けて見えることを防ぐ効果があります。白Tシャツが透ける原因の一因は、やはり生地が薄いことです。特に、夏場は通気性のよいものを選びがちなので、どうしても生地が薄くなってしまうことが多くなります。
実際に、おろしたてのTシャツを着てみたものの、「生地が薄くて肌が透けてしまった……」ということがよくあるのではないでしょうか。
では、具体的にどんなものを選べばよいのかという点ですが、厚手のヘビーウェイトコットンを使用した白Tシャツなどであれば、肌が透けることはほぼないのでおすすめです。
服の繊維が隙間なく編まれている白Tシャツ
繊維が隙間なく編まれている白Tシャツを選ぶと、インナーが透けて見えることは少なくなるでしょう。特に、「度詰め」という隙間なく編み込む手法で作られた白Tシャツであれば、かなり透けにくくなるためおすすめです。同じ生地であっても、高密度で織り上げた素材の場合には、透け感がかなり抑えられます。
オーバーサイズ気味の白Tシャツ
ジャストサイズの白Tシャツを選んでしまうと、服とインナーが密着して、透け感コーデを作る原因になってしまいます。そのため、敢えて自分のサイズより少し大きめの白Tシャツをチョイスして、透け感をなくしたオーバーサイズのコーディネートにするというのも一つの手です。ジャストサイズの白Tシャツには、男らしく見えるというメリットもありますが、透け感が出てしまう点はデメリットといえるでしょう。
いっぽう、最近はリラックスしたオーバーサイズのコーデがトレンドになっているため、その点においても大きめの白Tシャツを選ぶのは正解といえます。ただし、あまりにもルーズになり過ぎると、だらしない印象を与える可能性がありますので、ご自分の体形に合ったバランスのよいサイズ感のものをチョイスするようにしましょう。
Tシャツの質表示にあるオンスを確認
先ほど、厚手の白Tシャツがおすすめだと紹介しましたが、具体的にどの程度の厚さのものを選べばよいのか知っておきたいところでしょう。一般的に、生地の厚さは「オンス」という単位で表示されており、3〜4オンスが薄手の「ライトオンス」、5〜6オンスが普通の「ミドルウェイト」、6オンス以上がいわゆる「ヘビーウェイト」と呼ばれる厚手の生地になります。したがって、6オンス以上の厚さがある白Tシャツであれば、透け感はかなり抑えられるでしょう。
また、厚手のTシャツのもう一つのメリットとしては、首元がヘタレにくい点です。白Tシャツの中には何度か洗濯しただけでヨレヨレになるものもあり、その場合はだらしない印象を与えてしまいがちですが、厚手の白Tシャツであればこうした悩みからも解放されますので一石二鳥といえます。
Tシャツの種類
透けないTシャツのポイントが分かったところで、次はコーディネートの印象に大きな影響を与えるTシャツのデザインについて解説します。
クルーネック
「クルーネック」とは、いわゆる「丸首」のTシャツのことで、丸みのあるもっともベーシックなデザインといえるでしょう。首元も深すぎず、若者から年配の方まで幅広く使える点がメリットです。
ただし、後述するVネックに比べると、若干カジュアルな印象のコーデになりがちなので、首元の深さや素材感に気を付ける必要があります。また、あまりにもゆったりしたサイズのものを選んでしまうと、カジュアルを通り過ぎてだらしなくなってしまう危険性もありますので、体形にあったバランスのよいサイズのものを選ぶようにしましょう。
クルーネックが似合う方の特徴は、ズバリ小顔で首が長い方です。いっぽう、クルーネックが似合いづらい方の特徴としては、丸顔の方や顔が大きめの方、首の長さが短めの方になります。丸みのあるクルーネックは、やはり顔がシュッとした方のほうが、バランスが取りやすくなるのです。
Vネック
カジュアルな印象のクルーネックに比べ、若干セクシーで男らしい印象を与えるのが「Vネック」のTシャツです。読んで字のごとし首元がVの字になっていることから、このように呼ばれています。着こなしによってはドレッシーに見せることもできますが、やり過ぎるとセクシー過ぎて逆にいやらしい印象を与える可能性もあるため、コーデのバランスには気を付けたいところです。
さらに、最近はVネックが若干トレンドから外れている傾向にありますので、着こなせる自信のない方は避けたほうがよいかもしれません。
Vネックが似合う方の特徴は、丸顔の方や顔の大きさが気になる方といえるでしょう。また、ガッチリした体型の方も、Vネックが似合うケースが多いです。
いっぽう、Vネックがあまりに合わない方の特徴としては、顔が面長な方ややせ型の方といえます。VネックのTシャツは直線的な縦のラインが強調され、顔や首を細く見せる効果が期待できますので、丸顔の方には特におすすめといえるでしょう。
また、首元が細いものを選ぶことで肩幅が狭くみえますので、ガッチリ体形の方でも似合います。
Uネック
クルーネックとVネックの中間といえるTシャツが「Uネック」です。クルーネックのような曲線でありつつも、Vネックのようなシャープな印象も与える絶妙のバランスが、おしゃれに敏感な若者を中心に最近注目を集めています。ほどよくバランスが取れたデザインは、着るだけでおしゃれな雰囲気になるのでおすすめです。
ただし、メーカーごとに首元のデザインが異なるため、あまりにも首元が広すぎるものを選んでしまうと不自然な印象を与えてしまう可能性もあります。いっぽう、首元が狭すぎると、首が太く見えてしまうため、ご自分の体形に合ったほどよい深さのUネックを探す必要があるでしょう。
UネックのTシャツが似合う方の特徴は、丸顔の方や首の長さが気になる方です。いっぽう、Uネックがあまり似合わない方の特徴としては、顔が面長の方や首が長めの方になります。Uネックは首元が強調されるデザインであるため、スッキリとした印象を与えることが可能です。
バランスが重要
今回は、透けない白Tシャツの選び方や、Tシャツの種類について紹介しました。白Tシャツで透け感をなくしたい場合には、厚手で繊維のすき間がないような素材で、若干オーバーサイズなものを選んでおけば安心でしょう。
また、ご自分の体形に合ったサイズ感のTシャツを選ぶことも重要です。ジャケットやシャツ、パンツなどの大きさやデザインを考慮し、トータルバランスがよくなる白Tシャツを選ぶようにしましょう。