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2020.12.03

junhashimoto for NOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO

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地域の文化やプロダクトを実際に体験できる新しいコンセプトホテルとして話題を集めた「NOHGA HOTEL UENO TOKYO」。2020年9月、様々な個性と文化が混在する秋葉原に第二号となる「NOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO」が開業した。

前回のコラボレーションに続き、スタッフのオフィスユニフォームをjunhashimotoが製作することとなった。

第一号の立ち上げからプロジェクトを率いる総支配人の中村 泰士氏に再びインタビューを行った。

「テーマは音楽とアートと食」

ーまずはNOHGA HOTEL UENOとの違いを聞かせて下さい

中村:一号店は、伝統工芸などが現代のライフスタイルと融合した街だったので、プロダクトなどを地域の職人さんやデザイナーさんとコラボレーションし、出店場所も比較的静かで落ち着いた場所でした。一方で、秋葉原は、100年ぐらい前は問屋さんや青果市場があったり、最近ではメイドカフェやアイドルの劇場などが増え、様々な文化が混在し、非常にアクティブです。

今回のNOHGA HOTELは、「音楽とアートと食」をテーマにしており、秋葉原のパワーとマッチするようにイメージしました。

「人の“価値観”をターゲットに」

ーjunhashimotoのプロダクトは、着る人のペルソナや、シーンを想像しながら洋服に落とし込んでいたりします。ホテルには、こんなお客さんに宿泊して欲しい、こんな使い方をして欲しいと言ったようなイメージはあるのでしょうか

中村:歴史や文化、アート、音楽、食、などライフスタイルに関わることが好きな人に集まって欲しいと思っていて、人の“価値観”をターゲットにしていると言っても過言ではありません。そして、ホテルを日常的に使って貰えたらと思い、ビジターの方とローカルの人が混ざり合うような情景を想像しながら空間を作っていきました。

「デザイン性と機能性」

ーjunhashimotoはディテールに拘った物づくりを心がけているのですが、その辺りもNOHGA HOTELさんとは親和性を感じます。内装だけではなく、装飾品やアメニティ類などもそうそうたるメーカーさん、ブランドさんとコラボレーションしていらっしゃいますが、そんな中でも、スタッフの皆様が着用されるユニフォームを、前回に引き続きjunhashimotoを採用していただいた理由を聞かせてください。

中村:デザイン性と機能性を兼ね備えたブランドってなかなか少なくて、前回の上野で採用させて頂いてから、さらに今回の提案で機能性を高めて貰い、この空間に合うような色(ネイビーとボルドー)で作って頂いてメンバーからは大変好評でした。

ボルドーがダントツ人気でした。グレーも悩みましたが、より、空間に溶け込むような、ネイビーとボルドーを選ばせていただきました。特に女性スタッフが着用している姿はカッコイイですよ。

ー現在のコロナ禍において、ホテルを新規オープンするのは、大きなチャレンジだと思います。ファッションの業界も様々な工夫をしながら乗り越えようとしていますが、ホテルに求められる変化や、NOHGAさんならではのお客様への配慮など、聞かせてください。

中村:安全安心の対策の為に、ビューローベリタスというフランスの企業が運営している認証機関がコロナ対策認証(SAFEGUARD)というプログラムがあります。世界では、アコーホテルズが取得していますが、今回、日本で初めてNOHGA HOTELが取得し、より安心、安全な施設ということを感じて頂けたらと思っています。

「時代の変化に合ったホテル」

ー洋服も”お客様からの信頼”と言った意味では、トレーサビリティやサステナビリティと言ったことが要求されていますが、ホテルではどうなんでしょう。

中村:サステナビリティの観点で言えば、グリーン電力(自然を利用した再生可能エネルギーで作った電気)や、食材はできる限り有機の食材を使ったり、備品関係もリサイクルの物を使用しています。時代の変化に合ったホテルの運営を心がけています。

「“動き”に着目して空間を設計」

ー話は変わるのですが、今インタビューをさせていただいている1Fのレストラン/ダイニングもそうなのですが、上野の印象からはかなりカジュアルになり、変わった印象がありますが、内装のこだわりを聞かせて下さい。

中村:街のアクティブさや、文化の多様性をインテリアデザイナーと語り合って、上野の洗練された感じよりも、“動き”に着目して空間を設計しました。レストランの単価も少し下げたり、選んでいる音楽もアップテンポな曲を採用しています。

ーホテルのフロアーや、至る所にネオンサインなどの照明が印象的なのですが、何かイメージした物はあったりしますか?

中村:“電気街秋葉原”ということで、真空管をイメージしています。秋葉原のルーツに関わるようなモチーフを採用したくて、随所に散りばめています。真空管をそのまま使用するのではなくて、現代風にアレンジしたデザインになっています。

「自分の言葉でお店の魅力を語れるような、よりパーソナルなサービス」

ー最後に、日本国内を見ると観光地に外資ホテルや国内デベロッパーさんの開発ラッシュで、まさにレッドオーシャンだと思います。そんなマーケットを勝ち抜くためのNOHGA HOTELの唯一無二を是非聞かせて下さい。

中村:まだまだ発展途上なのですが、“街の紹介”をもっと積極的にやるようなサービスを目指したいですね。例えば、開業準備期間にスタッフは週2回周辺調査に出かけていて、累計で200件以上にもなりましたが、スタッフそれぞれ、自分の言葉でお店の魅力を語れるような、より    パーソナルなサービスをきちんとできるようになりたいですね。

「街にイノベーションを起こすような、そんな存在になりたい」

200件回ると色んな気づきがあって、今回コラボレーションもしていますが、3331というアート集団が本拠地を置いていたり、ファスナーのYKKさんがあったり、周辺にはラーメン屋さんや、丼物屋さんなどガッツリ食事するようなお店の中に老舗の鰻屋さんがあったり、古民家をリノベーションしたカフェができていたり、本当に多様性に富んだ街だなあと思います。そこにNOHGA HOTELができることで、街にイノベーションを起こすような、そんな存在になりたいと思います。

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